【店舗】鳥取県「鳥取砂丘会館 タカハマカフェ」

【店舗】鳥取県「鳥取砂丘会館 タカハマカフェ」

鳥取県の「鳥取砂丘会館 タカハマカフェ」は、鳥取砂丘を望む展望台兼カフェとして計画された店舗・飲食施設です。

設計は隈研吾建築都市設計事務所。

2022年8月竣工、規模は199㎡・2階建てで、CLTとRCを組み合わせたハイブリッド構造を採用しています。

砂丘の色合いと調和するCLTをふんだんに用い、「空へ登る階段」のような体験をつくっている点が特徴です。

さらに、和紙に砂丘の砂をまぶしたペンダントライト、CLTの椅子、中井窯の手洗い器など、鳥取の民藝文化を空間の細部へ落とし込んでいます。

観光地の店舗で木造化・木質化を検討する企業にとって、構造、景観、地域文化、集客価値を一体で考えるヒントになる事例です。

タカハマカフェ:コンセプト

タカハマカフェ:コンセプト
  • 鳥取砂丘を望む展望台兼カフェとして、眺望体験を建築化
  • CLTの温かな質感と砂丘の色合いを調和させた木質空間
  • 鳥取の民藝文化を照明、家具、器へ展開した地域性のある店舗

タカハマカフェ×CLT

  • CLTをふんだんに使い、木の厚みと温かさが伝わる空間を形成
  • 砂丘の砂色に近い木質感が、周辺景観と自然に調和
  • 小規模店舗でもCLTを意匠と構造の両面で活かせることを示す

タカハマカフェ×砂丘景観

  • 鳥取砂丘を望む立地を活かし、展望体験を建築の中心に設定
  • 階段状の構成により、訪問者の視線を砂丘と空へ導く
  • 観光施設では、眺望と動線を一体化する設計が集客価値を高める

タカハマカフェ×民藝

  • 鳥取が民藝運動の聖地の一つである背景を空間に反映
  • 砂丘の砂をまぶした和紙ペンダントライトで土地性を表現
  • 中井窯の手洗い器など、地域の手仕事を店舗体験に組み込む

タカハマカフェ×観光店舗

  • カフェ機能に展望台の役割を加え、滞在価値を高めた店舗計画
  • 建築そのものが目的地となり、観光地の回遊性を高める
  • 木質化は内装演出だけでなく、地域ブランドを伝える媒体になる

タカハマカフェ:ポイント

タカハマカフェ:ポイント
  • CLTとRCのハイブリッド構造で、木質感と安定性を両立
  • 199㎡・2階建ての小規模店舗でも、木造化の発信力を最大化
  • 地域素材、地域文化、景観を組み合わせ、店舗の差別化に成功

タカハマカフェ×混構造

  • CLTとRCを組み合わせたハイブリッド構造を採用
  • 木を見せたい部分と構造的に支えたい部分を適材適所で整理
  • 非住宅店舗では、全木造に限らず混構造も現実的な選択肢になる

タカハマカフェ×木質空間

  • 木の質感を前面に出し、観光地にふさわしい記憶に残る空間を形成
  • CLTの面材らしい存在感が、内外観の印象を強める
  • 店舗の木質化は、滞在時間や写真映え、ブランド認知にもつながる

タカハマカフェ×小規模木造

  • 199㎡・2階建ての規模で、木造化の魅力を高密度に表現
  • 小規模施設は、木材の見せ方や家具まで一体で設計しやすい
  • 工務店・設計事務所が非住宅木造へ参入する入口にもなりやすい

タカハマカフェ:ギャラリー

タカハマカフェ 外観
タカハマカフェ 外観
タカハマカフェ 外観
タカハマカフェ CLT
タカハマカフェ CLT
タカハマカフェ テラス
タカハマカフェ 店舗
タカハマカフェ 基礎
タカハマカフェ CLT 内観
タカハマカフェ 店舗
タカハマカフェ 内観
タカハマカフェ 内観
タカハマカフェ テラス
タカハマカフェ テラス
タカハマカフェ 大開口
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著者

一級建築士。群馬県出身。芝浦工業大学卒業後、設計事務所・工務店・木構造材メーカー勤務を経て、2015年にハウス・ベース株式会社を起業。事業内容:住宅・建築関連の業務支援。特に非住宅用途の木造化・木質化支援(広報支援・設計支援・実務支援)に注力。木造非住宅オウンドメディア「モクプロ」を運営。