【事務所】東京都「ジューテック本社ビル」

東京都港区の「ジューテック本社ビル」は、株式会社ジューテックの本社機能を担う、地下1階・地上8階・塔屋1階の中高層オフィスです。

構造は鉄骨造を基本としながら一部に木造を採用し、基準階の約1/3を木造化した点が大きな特徴です。新橋赤レンガ通り側を「コミュニケーションハブ」として木造化し、木を現した温かみのある空間をつくる一方、執務室側は鉄骨造として地震力を負担。意匠性、働く場の質、構造合理性、コストのバランスを図った事例です。

中高層オフィスの木造化・木質化を検討する建材メーカー、木材メーカー、工務店、建設会社、設計事務所にとって、「どこを木造化し、どこを合理化するか」を学べるプロジェクトです。

ジューテック本社ビル:コンセプト

ジューテック本社ビル:コンセプト
  • 創業100周年事業として、本社ビルに木造化・木質化の価値を反映
  • 建物の顔となる通り側を木造化し、企業姿勢を空間で表現
  • 鉄骨造と木造を使い分け、中高層オフィスとしての合理性を確保

ジューテック本社ビル×一部木造

  • 基準階の約1/3を木造化した、鉄骨造一部木造のオフィスビル
  • 全体を木造化するのではなく、見せ場となる通り側に木を集中
  • 木造化の範囲を絞ることで、意匠効果とコスト管理を両立

ジューテック本社ビル×木質オフィス

  • 新橋赤レンガ通り側を「コミュニケーションハブ」として計画
  • 木を現した空間により、来訪者と社員が交流しやすい雰囲気を形成
  • 木質化を単なる内装ではなく、企業ブランドを伝える場づくりに活用

ジューテック本社ビル×混構造

  • 執務室側を鉄骨造とし、主に地震力を負担する構成
  • 木造部分と鉄骨造部分の役割を分け、構造的なメリハリを確保
  • 中高層オフィスでは、素材を適材適所で使う計画力が重要

ジューテック本社ビル×本社建替え

  • ジューテックグループの創業100周年事業として計画
  • 木材・建材に関わる企業の本社として、木の価値を建築で可視化
  • 自社の事業領域や理念を、オフィス空間そのものに反映した事例

ジューテック本社ビル:ポイント

ジューテック本社ビル:ポイント
  • 中高層木造オフィスは事例が少なく、鉄骨造とのコスト差の説明が重要
  • 木造化、本社仕様、敷地条件によるコスト増要因を丁寧に整理
  • VE・CD検討により、こだわる部分と合理化する部分を明確化

ジューテック本社ビル×コスト管理

  • 木造化によるコスト増要因を、一般的な鉄骨造オフィスと比較
  • 発注者の想いを汲みつつ、説明可能な形でコストを整理
  • 木造化は初期段階からコストレビューを行うことで納得感を得やすい

ジューテック本社ビル×VE・CD

  • コストをかける箇所と合理化する箇所を分けて検討
  • VEは価値を落とさず機能とコストを見直す考え方
  • CDは仕様や数量を調整し、予算内で成立させる実務手法

ジューテック本社ビル×中高層木造

  • 地下1階・地上8階・塔屋1階、延床面積4,877.87㎡の事務所
  • 中高層オフィスで一部木造を採用した都市型木造化の好例
  • すべて木造にしない判断も、非住宅木造の現実的な選択肢になる

ジューテック本社ビル:ギャラリー

ジューテック本社ビル テラス
ジューテック本社ビル
テラス
ジューテック本社ビル 屋上
ジューテック本社ビル 木構造
ジューテック本社ビル インテリア
ジューテック本社ビル 外観
ジューテック本社ビル ファサード
ジューテック本社ビル 外観
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著者

一級建築士。群馬県出身。芝浦工業大学卒業後、設計事務所・工務店・木構造材メーカー勤務を経て、2015年にハウス・ベース株式会社を起業。事業内容:住宅・建築関連の業務支援。特に非住宅用途の木造化・木質化支援(広報支援・設計支援・実務支援)に注力。木造非住宅オウンドメディア「モクプロ」を運営。