【事務所】オーストラリア「T3 Collingwood」

住友林業、NTT都市開発、米国Hines社が豪州メルボルン・コリングウッド地区で共同開発した「T3 Collingwood(T3コリングウッド)」は、地下2階・地上15階建ての大規模木造オフィスです。

6階以上を木造としたRC・木造混構造を採用し、木造オフィスとしてはメルボルン最高層(竣工時)を実現しました。

本プロジェクトは、環境認証「Green Star」の最高位やネットゼロカーボン認定の取得を目指す先進的な取り組みです。

その卓越したデザインと環境性能は国際的にも高く評価され、世界3大デザイン賞の一つ「iF DESIGN AWARD 2025」において、建築分野の最高評価である「Gold」を受賞しました。

使用された木材は約4,000m³に及び、建設時のCO2排出量(エンボディード・カーボン)をRC造比で約4割削減しています。

T3コリングウッドのコンセプト

T3コリングウッドのコンセプト

・ネットゼロカーボンビルの実現による脱炭素社会への貢献 ・RC造(地下~5階)と木造(6階~15階)の適材適所による混構造

・バイオフィリックデザイン採用による知的生産性の向上 ・豪州環境認証「Green Star」最高位6 starおよびネットゼロ認定の追求 ・木造建築の知見を日本国内へ還流させるマイルストーン的事業

T3コリングウッド×脱炭素

T3コリングウッド×脱炭素

・省エネ・創エネと炭素クレジットを組み合わせ、運用時CO2(オペレーショナル・カーボン)を実質ゼロ化

・構造躯体に約4,000m³の木材を使用し、約3,000トン(CO2ベース)の炭素を固定 ・建設時のCO2(エンボディード・カーボン)をRC造比で約4割削減

・WGBCが掲げる2030年目標を大幅に前倒しして実現する環境性能 ・サーキュラーバイオエコノミー(資源循環型経済)への寄与

T3コリングウッド×混構造

T3コリングウッド×混構造

・地下2階から地上5階をRC造、6階から15階を木造とする合理的構造計画 ・高層化を実現するために、適材適所で素材を使い分けるハイブリッド工法を採用

・RC造と比較して工事中の騒音が少なく、周辺環境への負荷を低減

・コンクリート研磨等の粉塵発生が抑えられ、作業員の労働環境ストレスも軽減 ・耐火性能等の課題をクリアし、都市部での中大規模木造の可能性を実証

T3コリングウッドのポイント

T3コリングウッドのポイント

・豪州産ラジアータパインのCLT床版とビクトリア州産集成材の柱・梁 ・構造材を意匠として見せる「現し(あらわし)」仕上げによる空間演出

・世界3大デザイン賞「iF DESIGN AWARD 2025」で最高位Gold受賞

・自然光を豊富に取り入れた開放的で高品質なオフィス空間 ・建物の長寿命化と可変性を考慮したサステナブルな設計

T3コリングウッド×CLT・集成材

T3コリングウッドのポイント

・床版(しょうばん)には豪州産ラジアータパインのCLT(直交積層材)を採用

・柱・梁には地元ビクトリア州産の集成材を使用し、地産地消を推進

・木のぬくもりや香りをダイレクトに感じる構造現し仕上げ

・木材利用によるリラックス効果や集中力向上などの実証実験フィールドとしても活用

・部材のプレカット化による施工精度の向上と工期短縮への寄与

T3コリングウッド×デザイン賞

T3コリングウッド×デザイン賞

・応募総数1万件超のうち僅か0.7%の「iF DESIGN AWARD Gold」を受賞 ・建築分野でのGold受賞は世界でわずか3件という快挙(2025年)

・木造ならではの美しさと、環境性能・機能性の高次元での融合が評価

・Hines社、Jackson Clements Burrows Architectsとの国際的な協働による成果 ・都市景観に調和しつつ、新たなランドマークとなる象徴的なデザイン

T3コリングウッド ギャラリー

T3コリングウッド ギャラリー
T3コリングウッド ギャラリー
T3コリングウッド ギャラリー
T3コリングウッド ギャラリー
T3コリングウッド ギャラリー
T3コリングウッド ギャラリー
T3コリングウッド ギャラリー

ハウス・ベース株式会社の木造化・木質化支援

非住宅用途の建築物で、木造化・木質化の更なる普及が期待されています。

諸問題を解決して、木造化・木質化を実現するには、「木が得意な実務者メンバー」による仕事が必要不可欠です。

木造非住宅ソリューションズでは、発注者の課題に対して、最適な支援をご提案します。

ハウス・ベース株式会社は、建築分野の木造化・木質化を支援するサービスである「木造非住宅ソリューションズ」を展開しています。

「木造非住宅ソリューションズ」とは、脱炭素社会実現に向けて、建築物の木造化・木質化に関する課題解決に貢献するための業務支援チームです。

◾️テーマ:「(木造化+木質化)✖️α」→木造化・木質化を追求し、更なる付加価値を創出

◾️活動の主旨:木に不慣れな人・会社を、木が得意な人・会社が支援する仕組みの構築

【主なサービス内容】

◾️広報支援:コンテンツマーケティング、WEBサイト制作、コンテンツ制作等

◾️設計支援 :設計者紹介、計画・設計サポート、設計・申請補助等

◾️実務支援 :木構造支援、施工者紹介、講師等

木造化・木質化で専門家の知見が必要な場合は、ぜひハウス・ベース株式会社までお気軽にお問合せください。

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著者

一級建築士。群馬県出身。芝浦工業大学卒業後、設計事務所・工務店・木構造材メーカー勤務を経て、2015年にハウス・ベース株式会社を起業。事業内容:住宅・建築関連の業務支援。特に非住宅用途の木造化・木質化支援(広報支援・設計支援・実務支援)に注力。木造非住宅オウンドメディア「モクプロ」を運営。