
札幌市中心部、大通公園に面する「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」は、都市型ホテルにおける木材利用の可能性を広げた注目プロジェクトです。
本建築は、RC造をベースとしながら、上層階に北海道産木材を積極的に活用したハイブリッド構造を採用しています。
都市部の防火地域や準防火地域において、非住宅の木造化・木質化を進める上での課題(コスト、防火、構造)に対し、木材の「見せ方」と「使い方」に工夫を凝らした好事例と言えます。
本プロジェクトのように、地域の木材を活用し、利用者に木の温もりと快適さを提供する空間づくりは、今後の非住宅建築における重要なトレンドです。

ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園のコンセプト
- 大通公園の自然と都市機能の結節点としての役割
- コンセプト「北海道を体感する」を建築で表現
- 道産木材の積極的な活用による空間の質向上
- 利用者が「木」と「火(暖炉など)」を身近に感じるラウンジ設計



ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園のハイブリッド構造
- 建物は地下1階から地上8階までが鉄筋コンクリート造(8階床の一部にCLTを採用)、9階から塔屋階の上部4層を純木造(床:CLT、壁:高耐力壁/拡張型SSW14工法)とした立面ハイブリッド構造。
- 構造的な合理性と木質空間の快適性を両立
- 防火規制の厳しい都市部において木材を「現し」で使う工夫


ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園のポイント
- 建物全体として1,200㎥超の木材を使用し、その8割以上に北海道産材を使用。
- 北海道産カラマツ、トドマツ集成材の活用
- 公園の景観と一体化するルーフトップテラス
- 内装材・家具にも積極的に木材を使用し、統一感を創出


ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園の木造化・木質化
- 都市部ホテルの付加価値を高める木材利用のモデルケース
- RC造と木造を組み合わせる際の技術的ノウハウ
- 防火・耐火性能と木材の「現し」デザインの両立
- 地域産材の活用によるブランディング効果


ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園のギャラリー












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