【設計支援】木造非住宅の設計実務にHBが対応できる理由

【設計支援】木造非住宅の設計実務にHBが対応できる理由

 近年、脱炭素社会の実現に向けた動きが加速する中、建築業界においても木材の利用が大きな注目を集めています。

特に、これまで鉄骨造(S造)や鉄筋コンクリート造(RC造)が主流だった店舗、事務所、倉庫といった非住宅分野での木造化・木質化は、国も普及を後押ししており、新たな市場として大きな可能性を秘めています 。

しかし、この大きなチャンスを前に、多くの建築実務者が足踏みをしている現実をご存知でしょうか。

その最大の理由、それは「建築のプロが、必ずしも木造のプロではない」という事実です 。

これまでS造やRC造で豊富な経験を積んできた設計事務所や建設会社にとって、木造非住宅は未知の領域。

構造計画、コスト管理、防耐火設計など、特有の課題が山積しており、

「本当にこの規模の建物を木で建てられるのか?」

「コストが跳ね上がってしまうのではないか?」

といった不安から、一歩を踏み出せずにいるケースは少なくありません。

この記事では、そんな建築実務者が抱えるリアルな課題を紐解きながら、なぜ多くの企業がプロジェクト成功のパートナーとしてハウス・ベース(HB)の設計支援を選んでいるのか、その理由を徹底的に解説します。

単なる設計業務のアウトソーシングではなく、事業の成功までを「伴走」するプロフェッショナルパートナーの価値をお伝えします。

INDEX

なぜ木造非住宅のプロジェクトは難しいのか?実務者が直面する3つの壁

なぜ木造非住宅のプロジェクトは難しいのか?実務者が直面する3つの壁

木造非住宅には、環境性能の高さやデザイン性の豊かさ、温かみのある空間創出など、多くのメリットがあります 。

しかし、そのメリットを実現するまでの道のりには、建築実務者が乗り越えなければならない、大きく分けて3つの「壁」が存在します。

これらの壁は、個別の技術的な問題というよりも、プロジェクト全体を停滞させかねない根深い課題です。

ここでは、多くの実務者が直面するこれらの課題を具体的に掘り下げ、なぜ専門的な設計支援が不可欠なのかを明らかにします。

これらの課題を正しく認識することが、プロジェクト成功への第一歩となるのです。

課題1:経験と知識の不足という見えない障壁

木造非住宅プロジェクトが直面する最も根源的な課題は、建築実務者側に体系的な知識と経験が不足している点にあります。

これは個々の能力の問題ではなく、業界の構造的な課題と言えます。

多くの建築教育では木構造、特に非住宅のような大規模なものに関するカリキュラムが十分ではなく、実務に入ってからもS造やRC造が中心となるため、木造のノウハウを学ぶ機会は極めて限定的です 。

その結果、「建築のプロ ≠ 木造のプロ」という状況が生まれています。

「このスパンを木構造で実現するにはどうすれば良いか」

「防耐火の規定はどうクリアするのか」

といった基本的な問いにさえ、即答できる設計者は多くありません 。

この知識不足は、プロジェクトの初期段階で不確実性を生み、事業主への提案に自信が持てない、あるいはリスクを恐れて木造という選択肢を最初から除外してしまう、といった事態を招きます。

経験がないために新たなプロジェクトに挑戦できず、挑戦しないためにいつまでも経験が蓄積されないという悪循環に陥ってしまうのです。

この見えない障壁を突破するには、外部から専門的な知見を注入し、チーム全体の知識レベルを引き上げることが不可欠となります。

課題2:コストと工期が読めない計画段階の不安

事業として建築プロジェクトを進める上で、コストと工期の管理は最も重要な要素です。

しかし、経験の少ない木造非住宅においては、この二つの予測が非常に難しいという壁が立ちはだかります。

その一因として、設計や施工の手法がS造やRC造ほど標準化されておらず、コストが変動しやすい点が挙げられます 。

例えば、特殊な大断面集成材を使うのか、あるいは一般流通材を工夫して使うのかによって、材料費は大きく変わります。

また、木材の調達ルートやプレカット工場の選定など、サプライチェーンに関する知見がなければ、必要な木材を適切な価格とタイミングで確保することも困難です 。

建築という事業は、試作品を作ってから本番に臨むことができない「一回勝負」です 。

そのため、計画段階での見積もりの精度が事業の成否を左右します。

コストが不透明なままでは、事業計画の策定や資金調達もままなりません。

この「読めない」という不安が、経営層の意思決定を鈍らせ、木造化への挑戦を阻む大きな要因となっているのです。

専門家による精度の高いコストシミュレーションと、実現可能な工程計画の策定が、この不安を払拭する鍵となります。  

課題3:複雑化する法規・仕様と最適な工法の選定

木造非住宅の設計は、建築基準法をはじめとする複雑な法規制との戦いでもあります。

特に、建物の規模や用途によって厳しくなる防耐火性能の確保は、多くの設計者を悩ませるポイントです 。

木は燃えるというイメージが先行しがちですが、適切な設計と材料選定を行えば、S造に劣らない高い耐火性能を実現可能です。

しかし、そのためには燃えしろ設計や木質耐火部材などに関する専門知識が不可欠となります。

さらに、工法の選定もプロジェクトの成否を分ける重要な要素です。

伝統的な在来工法から、SE構法、ツーバイフォー工法、そして近年注目されるCLT工法まで、木構造には多様な選択肢があります 。

どの工法がその建物の規模、用途、デザイン、そして予算に最も適しているのかを判断するには、それぞれの工法のメリット・デメリットを深く理解していなければなりません。

誤った工法を選んでしまうと、コストの増大や設計の自由度の低下、さらには構造的な問題にまで発展しかねません。

このように、多岐にわたる技術的な選択肢と法規の制約を正しく整理し、プロジェクトにとっての最適解を導き出す作業は、木造非住宅に特化した専門家でなければ極めて困難なのです。  

実務者が直面する課題ハウス・ベースの設計支援による解決策
経験・知見不足で何から手をつければいいか不明企画段階からの伴走と、事業計画に合わせた最適なロードマップの提示
コストや工期が不透明で事業計画が立てられないコストシミュレーションと、工期短縮に繋がる工法・仕様の提案
複雑な法規や大規模空間の構造設計への対応不安専門家による構造計算、防耐火設計、各種申請サポートまで一貫して対応
信頼できる施工会社や建材メーカーが見つからない業界ネットワークを活かした、プロジェクトに最適なパートナーのマッチング

設計支援の真価とは?ハウス・ベースが提供する「伴走型」解決策

設計支援の真価とは?ハウス・ベースが提供する「伴走型」解決策

前述したような複雑な課題を前に、多くの企業がハウス・ベースの設計支援を求めています。

その理由は、ハウス・ベースが提供するサービスが、単なる設計図面の作成代行ではないからです。

私たちが提供するのは、プロジェクトの構想段階から竣工、そしてその後の運用までを見据え、お客様の事業成功というゴールまで共に走り続ける「伴走型」のパートナーシップです。

ここでは、ハウス・ベースの設計支援がなぜ多くの実務者から選ばれるのか、その核心となる3つの価値について解説します。

単なる図面作成ではない、事業全体の成功を見据えたパートナーシップ

ハウス・ベースの設計支援は、「どのような建物を建てるか」という問いからではなく、「この事業で何を成し遂げたいのか」という問いから始まります。

私たちは、クライアントのビジネスモデルを深く理解し、その事業目標を達成するための最適な建築ソリューションを提案します。

例えば、賃貸用の倉庫であれば利回りが、商業施設であれば集客力が、そして福祉施設であれば利用者の快適性と運営効率が最重要課題となります。

私たちは、これらの事業性(経済性)や、建物が将来にわたって価値を保ち続けるか(資産性)といった視点を設計の根幹に据えます 。

設計者、施工者、そして材料供給者といった異なる立場をつなぎ、プロジェクト全体を俯瞰するコーディネーターとして機能することで 、単に美しい、あるいは頑丈なだけでなく、「事業として成功する建物」を創り上げます。

このビジネス視点に立ったアプローチこそが、単なる設計事務所やコンサルタントとは一線を画す、ハウス・ベースの最大の強みです。

私たちは、建物の完成をゴールとするのではなく、クライアントの事業の成功を共通のゴールとして設定する真のパートナーなのです。  

最新の法規と技術情報に基づく、最適な構造・工法の提案力

木造建築を取り巻く技術や法規は、日々進化しています。

新しい木質材料の開発、効率的な工法の登場、そして耐久性評価基準の整備など、常に最新の情報をキャッチアップしていなければ、最適な設計は行えません 。

ハウス・ベースは、この分野の専門家集団として、常に業界の最前線の知識をアップデートし続けています。

私たちの強みは、特定の工法やメーカーに縛られない、中立的な立場からプロジェクトに最も適した技術を提案できる点にあります。

例えば、あるプロジェクトではコストを抑えつつ大空間を実現できるSE構法が最適かもしれませんし 、別のプロジェクトでは工期短縮に貢献するCLT工法が有効かもしれません 。

私たちは、これらの多様な選択肢を客観的に比較検討し、クライアントの要望(コスト、工期、デザイン、性能)を最大限に満たす組み合わせを導き出します。

これは、自社の工法や製品しか提案できないメーカーや、特定の工法にしか精通していない設計事務所では実現が難しい、専門家ならではの価値提供です。

最新かつ最適な技術を駆使することで、プロジェクトの可能性を最大限に引き出します。  

プロジェクト初期段階での的確なフィージビリティスタディ

多くのプロジェクトが失敗する原因は、初期段階での検討不足にあります。

実現不可能な計画に時間とコストを費やしてしまい、後から大幅な変更を余儀なくされるケースは後を絶ちません。

ハウス・ベースは、プロジェクトの最も早い段階、つまり構想段階から関与し、的確なフィージビリティスタディ(実現可能性調査)を実施することに重きを置いています。

この段階で、

「そもそもこの計画は木造で実現可能なのか?」

「法規的な制約は何か?」

「概算コストはどの程度か?」

といった根本的な問いに対して、専門的な知見から明確な答えを提示します 。

この初期段階での的確な分析は、プロジェクトの羅針盤となります。

これにより、クライアントは実現性の低い計画にリソースを割くリスクを回避し、確かな見通しを持って事業を進めることができます。

専門家による早期の「現実的な評価」は、時に厳しい判断を伴うかもしれませんが、それは最終的にプロジェクトを成功に導くための最も価値ある情報です。

このプロセスを通じて、私たちはクライアントとの間に強固な信頼関係を築き、夢物語ではない、地に足のついたプロジェクト計画を共に創り上げていきます。

コスト最適化と事業価値の最大化を実現するHBの設計アプローチ

コスト最適化と事業価値の最大化を実現するHBの設計アプローチ

「木造は鉄骨造やRC造に比べてコストが高い」というイメージは、いまだに根強く残っています。

しかし、これは必ずしも事実ではありません。

適切な設計アプローチとノウハウがあれば、木造はコスト面でも十分に競争力を持ち、さらに事業価値を最大化するポテンシャルを秘めています。

ハウス・ベースは、独自の設計アプローチにより、コストの最適化と事業価値の向上を両立させます。ここでは、その具体的な手法について解説します。

「木造だから高い」を覆す、徹底したコストシミュレーション

木造非住宅のコストが不透明になりがちな最大の理由は、前述の通り、設計・施工手法が標準化されていないことにあります 。

ハウス・ベースは、この課題を解決するため、計画の初期段階で精度の高いコストシミュレーションを実施します。

これは、単に坪単価から概算を出すような単純なものではありません。

構造計画と連動させ、使用する木材の種類、等級、量、そしてそれらを加工・調達するためのサプライチェーンまでを考慮に入れた、詳細なコスト分析です。

例えば、特殊な大断面集成材を使わずとも、一般流通材を効果的に組み合わせることでコストを抑えつつ必要な強度を確保できる場合があります 。

私たちは、このような複数の設計パターンを検討し、それぞれのコストと性能を比較提示することで、クライアントが納得感を持って意思決定できるようサポートします。

この徹底したコストの可視化が、「木造は高い」という先入観を覆し、プロジェクトを前進させる強力な推進力となります。  

流通材の活用から最適なサプライヤー選定までをサポート

コスト最適化の鍵は、材料の調達にあります。

特に木材は、産地や流通ルート、加工方法によって価格が大きく変動します。

ハウス・ベースは、特定のメーカーやサプライヤーに依存しない独立した立場を活かし、プロジェクトの要件に最も適した材料調達計画を立案します。

私たちは、高価な特注材に頼るだけでなく、住宅用としても広く使われている一般流通材を非住宅建築に活用するノウハウを豊富に持っています 。

これにより、品質を担保しながら大幅なコスト削減を実現することが可能です。

さらに、私たちの役割は設計に留まりません。

全国の製材工場やプレカット工場との広範なネットワークを活かし、品質、コスト、供給能力の観点から最適なサプライヤーを選定し、クライアントにご紹介することも可能です。

木材の安定供給はプロジェクトの生命線であり、特に近年のウッドショックのような事態においては、信頼できる供給網の確保が極めて重要になります 。

設計から材料調達までを一貫して見通すことで、コストと品質の最適なバランスを実現します。  

減価償却まで見据えた、建物の資産価値を高める設計提案

建物の価値は、竣工した瞬間がピークではありません。

長期にわたってその価値を維持し、事業に貢献し続けることが重要です。

ハウス・ベースは、税務上のメリットである減価償却までを視野に入れた設計提案を行います。

木造建築の法定耐用年数は、事務所用の場合で22年と、鉄骨造(34年)やRC造(39年)に比べて短く設定されています 。

これは、毎年の減価償却費をより多く経費として計上できることを意味し、特に事業初期のキャッシュフロー改善や節税対策として大きなメリットとなります。

私たちは、こうした税務上の利点をクライアントに説明し、事業計画に組み込むサポートを行います。

また、法定耐用年数はあくまで税法上の数字であり、適切なメンテナンスを行えば建物の寿命はさらに延ばすことが可能です 。

そのため、設計段階からメンテナンスのしやすさを考慮し、将来的な維持管理コストを抑制する計画を立てます 。

短期的な節税効果と長期的な資産価値の維持。

この両輪を設計に組み込むことで、単なる「建物」ではなく、収益を生み出す「優良な資産」を創り上げるお手伝いをします。  

計画から竣工後まで一気通貫。信頼できるパートナーネットワーク

計画から竣工後まで一気通貫。信頼できるパートナーネットワーク

木造非住宅プロジェクトの成功は、優れた設計だけで成し遂げられるものではありません。

設計思想を正確に理解し、高い品質で実現してくれる施工会社、そして良質な木材を安定的に供給してくれるメーカーとの連携が不可欠です。

しかし、木造非住宅の実績を持つ企業はまだ限られており、最適なパートナーを見つけ出すことは容易ではありません。

ハウス・ベースは、設計支援という枠を超え、業界内の広範なネットワークを駆使して、プロジェクトを成功に導くための「最強のチーム」を組成するハブとしての役割を担います。

設計事務所と施工会社を繋ぐ、円滑なプロジェクト推進力

多くのプロジェクトでは、設計と施工が分離しているために、情報の伝達ロスや責任の所在の曖昧さが問題となることがあります。

特に、木造非住宅のような専門性の高い分野では、設計者の意図が施工者に正確に伝わらないと、品質の低下や手戻りによる工期の遅延につながりかねません。

ハウス・ベースは、プロジェクトの企画段階から、その特性に最も適した実績豊富な設計事務所や施工会社のマッチングを支援します。

私たちは、単に紹介するだけでなく、両者の間に立ち、円滑なコミュニケーションを促進する潤滑油としての役割を果たします。

木の性質を熟知したコーディネーターとして、設計図だけでは伝わりにくい木の癖や加工の注意点などを現場に的確に伝え、品質の高い施工を実現します 。

この強力な連携体制により、計画から施工までが一つのチームとして機能し、スムーズで高品質なプロジェクト進行を可能にするのです。

現場で発生する課題に対応する、柔軟な技術サポート体制

どれだけ綿密に計画を立てても、建築の現場では予期せぬ問題が発生するものです。

材料の納品遅延、現場での加工精度の問題、設計変更の必要性など、迅速かつ的確な判断が求められる場面は少なくありません。

ハウス・ベースのサポートは、設計図を納品して終わりではありません。

施工が始まった後も、プロジェクトの一員として現場で発生する様々な技術的課題に対応します。

例えば、現場での納まりの確認や、急な仕様変更に伴う構造再検討など、専門的な知見が必要な場面で迅速にサポートを提供します。

この現場に寄り添う柔軟な対応力は、施工会社にとって大きな安心材料となります。

問題が発生した際に、気軽に相談でき、共に解決策を探してくれる専門家がいるという事実は、現場の士気を高め、プロジェクト全体の品質向上に直結します。

私たちは、デスクの上だけでなく、現場という「最前線」で戦うパートナーであり続けます。

竣工後のメンテナンスも見据えた長期的な関係構築

建物は、完成してからが本当のスタートです。

その価値を長く維持し、安全で快適な環境を提供し続けるためには、適切な維持管理が欠かせません。

ハウス・ベースは、竣工がゴールではなく、クライアントとの長期的な関係の始まりであると考えています。

私たちは、設計段階からメンテナンスのしやすさを考慮した計画を立てることはもちろん、竣工後も建物の維持管理に関するアドバイスを提供します 。

例えば、定期的な点検のポイントや、部材交換の目安、将来的な改修の際の注意点など、建物の「主治医」として末永くサポートを続けます。

この長期的な視点に立った関係構築こそが、クライアントからの信頼の証です。

一度きりの取引ではなく、事業の成長と共に歩むパートナーとして、ハウス・ベースはあり続けたいと考えています。

建物のライフサイクル全体を見据えたサポート体制が、私たちの提供する設計支援の真の価値なのです。  

「モクプロ」で知見を深める。未来の木造建築を共に創るパートナーへ

「モクプロ」で知見を深める。未来の木造建築を共に創るパートナーへ

ハウス・ベースの目指す姿は、個別のプロジェクトを支援するだけの存在ではありません。

私たちは、木造非住宅に関わるすべての建築実務者にとって不可欠な「プラットフォーム」となることを目指しています。

その具体的な形が、このオウンドメディア「モクプロ」です。

設計支援という直接的なサービスと、モクプロを通じたナレッジの提供は、私たちのミッションを実現するための両輪です。

ここでは、ハウス・ベースが「プロフェッショナルのパートナー」として、業界全体の未来をどのように見据えているかをお伝えします。

設計支援に留まらない、継続的なナレッジ提供の価値

木造非住宅という新しい市場に挑戦する実務者にとって、最大の武器は「知識」です。

ハウス・ベースは、直接的な設計支援を通じて個別のプロジェクトを成功に導くと同時に、「モクプロ」を通じて業界全体の知識レベルを底上げすることを目指しています。

モクプロでは、木構造の基礎から応用、最新の法改正や技術動向、そして注目プロジェクトの解説まで、体系的で実践的な「ナレッジ」を提供しています。

私たちの設計支援サービスをご利用いただくことで、目の前のプロジェクト課題は解決できます。

しかし、それと並行してモクプロで学びを深めていただくことで、貴社の中に木造非住宅のノウハウが着実に蓄積されていきます。

これは、一過性の問題解決ではなく、将来にわたって貴社の競争力となる「無形の資産」を構築するプロセスです。

私たちは、知識の提供を通じて、すべての挑戦者が自信を持って次のステップに進めるよう、継続的にサポートします。

業界ネットワークを活用したコミュニティ形成の支援

木造非住宅の普及を加速させるためには、個々の企業の努力だけでは限界があります。

設計事務所、建設会社、建材メーカー、そして発注者といった、異なる立場の人々が知見を交換し、協力し合うネットワークが不可欠です。

ハウス・ベースは、モクプロを単なる情報発信の場としてだけでなく、業界関係者が繋がる「コミュニティ」のハブとしても機能させていきたいと考えています。

これまで私たちが設計支援を通じて培ってきた幅広いネットワークを活かし、勉強会や見学会といったイベントを企画・運営することで、リアルな交流の機会を創出します。

同じ課題意識を持つ仲間と出会い、成功事例や失敗談を共有することで、一人では解決できなかった問題の糸口が見つかるかもしれません。

このネットワークの力こそが、業界全体の課題解決を促進し、新たなイノベーションを生み出す土壌となるのです。

私たちは、その触媒としての役割を積極的に担っていきます。

挑戦を成功に導く、ハウス・ベースが目指す究極のプラットフォーム

ハウス・ベースが提供する設計支援、そして「モクプロ」が提供する「ナレッジ」と「コミュニティ」。

これらすべては、私たちの究極的な目標である「木造化・木質化に関わるすべての建築実務者の挑戦を成功へと導くプラットフォームとなること」に繋がっています。

私たちは、お客様を単なる「クライアント」とは考えていません。

共に新しい時代の建築を創造していく「パートナー」です。

経験不足に悩む設計者には羅針盤を、コスト管理に苦しむ建設会社には最適解を、そして新しい市場に挑むすべての企業に、信頼できる情報とネットワークを提供します。

ハウス・ベースの設計支援を選ぶということは、単に一つのプロジェクトを専門家に任せるということではありません。

それは、木造非住宅市場という航海において、最も信頼できる航海士と羅針盤を手に入れることを意味します。

私たちは、皆様の挑戦が確かな成功へと結実するその日まで、全力で伴走し続けることをお約束します。

まとめ

まとめ 設計支援 木造非住宅

本記事では、木造非住宅プロジェクトがなぜ難しいのか、その具体的な課題を「経験不足」「コスト・工期の不透明性」「複雑な法規・工法選定」という3つの壁として整理しました。

これらは、多くの建築実務者が直面する現実的な問題であり、プロジェクトを停滞させる大きな要因となっています 。

そして、これらの複合的な課題に対し、ハウス・ベースの「伴走型」設計支援がなぜ有効な解決策となるのかを、具体的なアプローチと共に解説してきました。

ハウス・ベースが選ばれる理由は、単に木構造に詳しいから、というだけではありません。

①事業全体の成功をゴールとするビジネス視点

②特定の工法に縛られない中立的かつ最新の技術提案力

③減価償却まで見据えた資産価値向上の視点

④プロジェクトチームを組成する強力なネットワーク力

これらが組み合わさることで、単なる設計業務を超えた、事業成功のための統合的なソリューションを提供できるのです。

私たちは、お客様の挑戦を「自分ごと」として捉え、企画構想から竣工後の未来まで、長期的な視点で寄り添う真のパートナーでありたいと考えています。

このメディア「モクプロ」も、その思想の現れです。

木造非住宅という可能性に満ちた市場で、皆様が確かな一歩を踏み出すために、私たちの知識と経験、そしてネットワークをぜひご活用ください。

ハウス・ベース株式会社の木造化・木質化支援

非住宅用途の建築物で、木造化・木質化の更なる普及が期待されています。

諸問題を解決して、木造化・木質化を実現するには、「木が得意な実務者メンバー」による仕事が必要不可欠です。

木造非住宅ソリューションズでは、発注者の課題に対して、最適な支援をご提案します。

ハウス・ベース株式会社は、建築分野の木造化・木質化を支援するサービスである「木造非住宅ソリューションズ」を展開しています。

「木造非住宅ソリューションズ」とは、脱炭素社会実現に向けて、建築物の木造化・木質化に関する課題解決に貢献するための実務支援チームです。

◾️テーマ:「(木造化+木質化)✖️α」→木造化・木質化を追求し、更なる付加価値を創出

◾️活動の主旨:木に不慣れな人・会社を、木が得意な人・会社が支援する仕組みの構築

【主なサービス内容】

◾️広報支援:コンテンツマーケティング、WEBサイト制作、コンテンツ制作等

◾️設計支援 :設計者紹介、計画・設計サポート、設計・申請補助等

◾️実務支援 :木構造支援、施工者紹介、講師等

木造化・木質化で専門家の知見が必要な場合は、ぜひハウス・ベース株式会社までお気軽にお問合せください。

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著者

一級建築士。群馬県出身。芝浦工業大学卒業後、設計事務所・工務店・木構造材メーカー勤務を経て、2015年にハウス・ベース株式会社を起業。事業内容:住宅・建築関連の業務支援。特に非住宅用途の木造化・木質化支援(広報支援・設計支援・実務支援)に注力。木造非住宅オウンドメディア「モクプロ」を運営。

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